本とハーブと日々のこと、あれこれ。

読書メモや本にまつわること、アロマやハーブに関すること、日々思うことなどを書いていこうと思っています。

読書メモ その7

ここ最近、読んだ本の中で面白かったなぁと思ったものあれこれ。

●『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』

益田ミリ

幻冬舎文庫

2011年文庫化

若者でも中年でもない、33歳の終わりから37歳までの毎月一度、日本国内47都道府県を女ひとり旅で制覇。

旅先でいろんな人とふれ合って楽しく過ごしたり、名物料理を食べたり、そこで何かを学ぶだけがひとり旅ではないのです。

著者曰く付き、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録がそこには綴られています。

とはいえ、ひとり旅を始めた当初は、孤独を感じたり、地元の人とふれ合わなくてはと思ったり、食べたくなくても名物料理は食べてみたりと、ひとり旅はするけど積極派ではない人間(私もそっちです)ならではのジレンマもあったようです。

それが、旅を重ねるごとに変わっていくのがいい意味で力が抜けてく感じがします。

とくに「ハッ…!」としたのは、著者が旅先で人にちょっと聞けばいいことを聞けずに、いろんなことをあきらめている気がしたけど、時間とともにたいていはたいしたことでもなかった思うから、小さな勇気を無理して使わなくてもいいのかもしれない、という考えに至った一連の文章。

なぜか妙にしみました。

各旅の最後には、著者がその旅で使ったお金のだいたいの内訳や4コマ漫画も描かれているのも、面白いです。

とくに、金額の内訳の食費には、名物料理もさることながら、ごく普通の食べ物、例えばサンドイッチやきつねうどん、デパ地下惣菜がごく自然に並んでいたりして、そんなところからも、気負わなさが滲んでいたり。

旅で訪れた場所やその土地ならではこと、人とのふれ合いが細かく書かれていないのがむしろ新鮮に見えました。

そして、自分がひとり旅する時もどちらかと言わなくてもそちら側なので、「これでいいんや」と改めて思えた1冊でした。